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グラレコ活用で企業のブランディングが変わる!生産性アップ事例を紹介

#グラレコ
#クリエイティブ

こんにちは。株式会社World Scene代表のあらたけです。
私たちは福岡市を拠点にブランディングやマーケティング、クリエイティブ制作やアパレル事業をおこなっているデザイン会社です。

今回お伝えするのはグラレコについてです。グラレコって、聞き馴染みがない方もいるかもしれません。また、知ってるけどどんな役に立つのか分からないという方が多いと思います。
・どんな企業がグラレコを有効活用してるの?
・グラレコを自社に活かせることはあるのか?
などの疑問を解消してもらえれば嬉しいです。

グラレコは、コミュニケーションデザインの真髄である!

グラレコとはグラフィックレコーディングを略した名称です。

会議やプレゼン、ブランディングにおいてよく活用されますが、制作目的としては視覚的な理解を深めるための強力なツールです。近年は多くの企業がその効果を実感し、導入を進めています。

ただ、ここで勘違いが多く発生します。それは、人によって「活用用途を履き違えている」ことです。グラレコは、視覚を通して理解することでコミュニケーションを円滑にする、いわば伝わりやすいデザインであるべきなのです。

しかし、見た目重視でカッコよくまとめようと指示をしてしまったり、伝えたい情報を全部盛り込んで逆に伝わりづらいクリエイティブ作品になってしまう。など、よく起こり得ることです。
誰に対して、伝えるべき要点をまとめ、伝わりやすいカタチにデザインする。

これだけを明確にしていれば、グラレコはビジネスの成長に欠かせないデザインツールだと感じていただけると思います。

では、具体的にどのように活用できるのか、そしてメリットや書き方について詳しく説明していきます。

グラレコについて、詳しく知ろう

グラフィックレコーディング(グラレコ)とは?

グラフィックレコーディング、通称「グラレコ」は、話し合いやプレゼンテーションの内容をリアルタイムで視覚化する手法です。文字だけでなく、図やイラストを駆使して情報を整理し、視覚的に共有することで、参加者の理解度を高め、意見の共有を円滑にします。これにより、コミュニケーションの質が向上し、意思決定のスピードも速まることが期待されます。

グラレコの書き方

グラレコの書き方は、シンプルなステップで学ぶことができます。まずは、会議やプレゼンの重要なポイントを整理し、それをキーワードや短いフレーズにまとめます。次に、図やイラストを使ってその内容を補足し、全体の流れや関係性が一目でわかるように配置していきます。デザイナーが特に重視するのは、視覚的に見やすいフォント選びや色使いです。これらを適切に活用することで、情報がより一層伝わりやすくなります。

そう、絵が上手い、下手は全く関係ありません。読解力や要約力、コミュニケーション力や即興性といったビジネスに欠かせないスキルが大切なのです。

グラレコのメリット

企業においてグラレコを導入する最大のメリットは、情報の可視化による「理解の深まり」と「アイデアの共有」がスムーズに行える点です。特に、大規模な会議やワークショップでの導入が進んでおり、参加者全員が同じ内容を視覚的に把握できるため、議論のズレが少なくなります。また、グラレコの成果物は後で振り返りや資料としても活用でき、長期的な価値を提供します。

グラレコの効果とブランディングへの活用

グラレコの効果は会議やプレゼンだけに留まりません。最近では、企業のブランディング活動でもその視覚的インパクトを活用する例が増えています。例えば、企業のビジョンやミッションをわかりやすく伝えるために、ウェブサイトや社内報にグラレコを用いることで、メッセージが直感的に伝わるようになります。また、ソーシャルメディアでの拡散力も高まり、ビジュアルコンテンツとしての価値が非常に高いです。

グラレコを有効活用している企業の事例

大手IT企業やスタートアップを中心に、グラレコを取り入れた企業が増えています。特に、社員教育やチームビルディング、顧客向けのイベントなどでグラレコが活躍しています。また、社内外のコミュニケーションを強化するためにグラレコを導入し、その結果、会議の効率が大幅に向上した企業もあります。

弊社ではブランド開発を行う際、形式としてグラレコを納品しています。

<お客様事例(ジオ・ナビオ様):MVVのグラレコ>
ブランドブックを納品する際、ジオ・ナビオ様のMVVをグラレコで制作しました。
このグラレコには、ジオ・ナビオ様がステークホルダーに向けて持つ「新しい未来へナビゲートする」という想いと、企業ロゴに込められた「自然と人の想いの調和」というキーワードをデザインに反映しています。


<World Scene:MVVのグラレコ>
弊社World SceneのMVVもグラレコで制作しています。
グラレコ制作において最も重視したのは、「何を伝えたいか」ということです。社内での話し合いの中で私たちが1番伝えたいことはビジョンでもミッションでもなく、「ノン・ビジネスライク」ということでした。私たちは、価値観の合う人とのつながりを大切にし、コミュニケーションのストレスなく成果が出る仕事を目指しています。その想いをデザインに反映させました。

私が強く思っていることは、経営者の脳内を構造化する重要性です。

経営や事業における課題は一番経営者が理解しているものです。もちろん、多角的な第三者からの視点で新しい課題を見つけることもあります。ただ、問題は課題をみつけることではなくどうやって解決するのかということが知りたいのではないでしょうか。

その手段として最も有効なのが紙とペンがあればできるグラレコ。いつの時代も、紙とペンが最強です。

グラレコで新たなコミュニケーションを。

グラレコは、視覚的に情報を整理し、伝えるための非常に有効なツールです。企業の会議やプレゼンテーションだけでなく、ブランディング活動でも大きな効果を発揮します。導入を検討している企業は、まずは専門のデザイナーやファシリテーターと連携し、どのような場面で活用できるかを探ってみてはいかがでしょうか。まずは、社内会議で議事録を担当するスタッフや意図の汲み取りに定評のあるデザイナーなどに頼んでみてもいいかもしれません。

弊社は、経営や事業における経営者の脳内をわかりやすく構造化することを得意としています。グラレコや経営、事業に関するお悩みなど、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください!

ブランドの未来について、まずはじっくりお話しませんか?
課題もアイディアもぜひお聞かせください。