社員が“会社のファン”になると、売上はどう変わるか?―インナーブランディングが利益を生む仕組み―
こんにちは。株式会社World Scene代表のあらたけです。
私たちは福岡市を拠点に、中小企業のブランディング・マーケティング・デザインを支援しています。
広告や見た目だけの施策ではなく、戦略から始めることで、選ばれ続ける会社をつくることを大切にしています。
この記事では、社員が会社のファンになると売上はどう変わるのかをお伝えします。
採用難の時代に見落とされていること
「求人を出しても応募が来ない」
「せっかく採用してもすぐ辞めてしまう」
多くの中小企業が抱える悩みです。
ここで見落とされがちなのが、外に向けた採用広報より、内に向けたブランディング。
社員自身が「うちの会社が好き」「ここで働く意味がある」と感じられていないと、いくら広告を打っても根本は解決しません。
お客さんの前に、まず社員に愛されろ。
社員がファンでない会社は、顧客に愛されることもありません。
なぜなら、社員の姿勢や言葉、接客、仕事の質すべてが「会社そのものの鏡」だからです。
社員がファンになると起きる変化
- 離職率が下がる
人材コストの大幅削減。定着率が上がると教育投資が活きる。 - お客様への態度が変わる
「仕方なく働く」から「この会社を誇れる」へ。結果、顧客満足度が上がる。 - ブランド発信が自然に広がる
社員自身が会社の魅力をSNSや口コミで語り出す。広告よりも強い“信頼の広報”。
よくある勘違い
「社員を大事にする=福利厚生を充実させること」と思いがちですが、それだけでは不十分。
本当に必要なのは、「この会社は何のために存在しているのか」を社員と共有することです。
経営者の想い、ビジョン、会社の存在意義を言葉にして伝える。それが、社員をファンに変える第一歩です。
工務店の場合
ご相談いただいた工務店では、若手がすぐ辞めるのが課題でした。
経営者が「うちの使命は“家を建てること”ではなく“家族の暮らしを守ること”」と改めて言葉にして発信。
このビジョンに共感した社員が増え、現場のモチベーションが変化。結果、お客様満足度が上がり、紹介経由の受注率が2倍になりました。
働く指標が「売上」ではなく、「感謝の数」に変えただけなんです。
まとめ
- お客さんに愛されたいなら、まず社員に愛されること
- 社員がファンになれば、離職率が下がり、顧客満足度が上がり、自然に広報も広がる
- そのために必要なのは「会社の存在意義」を言語化し、共有すること
「社員に会社をもっと好きになってほしい」「採用や定着率に悩んでいる」という経営者の方へ。
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