“地元の強み”を武器にするブランディング戦略―東京の真似では、福岡では勝てない―
こんにちは。株式会社World Scene代表のあらたけです。
私たちは福岡市を拠点に、中小企業のブランディング・マーケティング・デザインを支援しています。
広告や小手先のキャンペーンではなく、戦略から始めることで、選ばれ続ける会社をつくることを大切にしています。
この記事では、地元企業が東京の真似をやめて、自分の強みを武器にする方法をお伝えします。
なぜ地元企業は埋もれてしまうのか?
福岡の中小企業は本当にいい商品・サービスを持っている。
なのに、発信するときに東京のやり方をそのまま真似してしまうことが多いんです。
- ホームページがどこかで見たデザイン
- SNSのトーンが東京のトレンド丸パクリ
- キャッチコピーが横文字ばかり
結果、福岡で「どこにでもある会社」に見えてしまい、差別化どころか埋もれるだけになってしまいます。
“東京っぽさ”は武器ではなく、弱点です。
なぜなら、大手や首都圏の会社には「資金力」「人員」「知名度」でどうしても勝てないから。
同じ土俵に乗れば、必ず負ける。
でも、福岡でしか語れない物語なら、逆に大手は真似できない。
地元企業の最大の武器は「地域とのつながり」そのものなんです。
地元の強みを武器にする3つの方法
- “地元の人にしか分からない共感”を前面に出す
例:糸島の工務店なら「海風とともに暮らす家」。福岡の飲食店なら「仕入れは全部顔が見える生産者」。 - 誇りをストーリーに変える
ただ「創業50年」と言うのではなく、50年で○○件の家を建て、3世代に渡って家族の暮らしを守ってきたと語る。 - 地域の“声”を証拠にする
地元のお客様の声・地域メディアでの掲載・自治体や団体とのつながり。「この地域で信頼されている」という証拠は、どんな広告よりも強い。
実際に起きがちなケース
例えば、同じ“工事”をする会社が2社あるとします。
A社は東京の大手企業の真似をして、横文字が並ぶ洗練されたサイトを作りました。
B社は「この土地で30年、家族の庭をつくり続けてきた」という歴史を前面に出し、地元のお客様の声を丁寧に載せました。
結果、B社の方が「安心してお願いできる」と地元で選ばれ続けました。
“都会的なかっこよさ”より、“地域に根付いた安心感”の方が、お客様の心を動かす力を持っているんです。
まとめ
- 東京の真似では、地元企業は必ず埋もれる
- 「地元でしか語れない物語」を武器にする
- 誇りをストーリーと証拠に変える
福岡の中小企業が生き残るのは、「都会の真似」ではなく「地元の誇り」。
その誇りを発信戦略に変えるのが、私たちWorld Sceneの役目です。
「うちの強みって何だろう?」「どう差別化すればいいか分からない」――そんな方へ。
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