コラム

価格勝負を抜け出すための「選ばれる理由」のつくり方

  • 公開日: 2025.9.2
  • 更新日: 2025.9.1
yukina@worldscene-inc.jp

Keishi ARATAKE

あらたけけいし

こんにちは。株式会社World Scene代表のあらたけです。

私たちは福岡市を拠点に、中小企業のブランディング・マーケティング・デザインを支援しています。

広告や小手先の集客ではなく、戦略から始めることで、選ばれ続ける会社をつくることを大切にしています。

この記事では、中小企業が値下げ競争から抜け出すために必要な「選ばれる理由」のつくり方をお伝えします。

値下げ競争は、企業の寿命を削る

「相見積もりで他社より安くしてくれと言われた」
「価格で選ばれても、結局すぐに他社へ流れてしまう」

こんな声は、福岡の経営者から日常茶飯事で聞こえてきます。

でも、ここで一番危ないのは、安さで勝負すればするほどブランド価値は落ちるということ。

合わせてこちらの記事もよかったら読んでみてください!

値下げはサービス改善ではなく、自己否定。

価格を下げることは「うちのサービスにはそれだけの価値がありません」と自ら宣言するようなものです。
逆に言えば、価格ではなく価値で選ばれる状態をつくることが、生き残りの絶対条件です。

「選ばれる理由」をつくる3つのステップ

  1. 顧客の“本当の不安”を解決する
    例:工務店なら「追加費用の不安がない」「保証が明確」など。値段ではなく安心で選ばれる状態に。
  2. 強みを言語化し、比較軸をずらす
    「他社より安い」ではなく、「地元密着30年」「職人直営で対応が早い」「24時間以内に初回返信」など、“比べる物差し”を変える。
  3. 証拠を束にする
    お客様の声・事例・資格・数字などを揃えて、「口だけじゃない」根拠を示す。

実際の事例から

弊社のお客様である食品会社は、大手と価格で戦って疲弊していました。

私たちが一緒に再定義したのは「価格」ではなく「品質基準」。

結果、「数で勝負」から「質で勝負」に切り替え、EC売上350%UP、利益率2.2%UPを実現しました。

まとめ

  • 値下げは自己否定。ブランドの寿命を縮める。
  • 「不安を解消する価値」で選ばれる状態を設計する。
  • 比較軸をずらし、証拠を束ねて「選ばれる理由」を固める。

福岡の中小企業が価格競争から抜け出すには、「安さ」ではなく「理由」で勝つこと。

その理由を言語化し、戦略に落とし込むことこそ、私たちWorld Sceneの得意分野です。

「値下げしないと勝てない…」そう感じている方へ。

ワールドシーンでは「経営のひざつき距離」で伴走する OHIZAMOTOプラン(月額3.9万円〜) をご用意しています。

まずは気軽にご相談ください。

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