CONTENTSワールドシーンの読み物。

なぜ売れ続ける?企業のブランド価値を生み出す裏側

#ブランディング

こんにちは。株式会社World Scene代表のあらたけです。
私たちは福岡市を拠点にブランディングやマーケティング、クリエイティブ制作やアパレル事業をおこなっているデザイン会社です。

この記事では私たちのサービスにおける核となる「ブランド価値」についてお伝えします。弊社は企業の成長を追求するブランドパートナーとして、お客様のブランドを開発、育成していくことを生業としています。一言で言うと、簡単ではありません。簡単に成果が出ない、これに尽きます。

しかし、成果が出ると長期的な企業資産になり、安定した収益の獲得につながることも事実です。そして広告とは違い、成果につながるまで中長期的な戦略や継続性、実行力が問われます。また、失敗を成功に変えるスキルも欠かせません。

様々な業種の企業ブランドに携わった私が言えることを参考に、自社について見つめ直すキッカケになってほしいと願っています。
・企業成長に向けて自社のブランド価値を高めたい
・ブランディングを行いたいが、取り組み方を知りたい
・そもそもブランディングの重要性が理解できない
・強いブランドのつくり方を知りたい

そのようなお悩みへのヒントになれば幸いです。

自社のこと、どれだけ分かってくれている人がいますか?

ブランド価値について解説する前に、近年は中小企業においてもミッション・ビジョン・バリューなどを定義、再定義することが増えていると感じています。そして、変えたはいいものの浸透していないケースがほとんどだと感じています。企業ブランディングの難しさはココに詰まっているのではないか?と私は思っています。

難易度でいうとインナーブランディングが最も難しいのです。例えば、あなたがアパレルショップのオーナーだとします。これまで扱っていた商品だけでなく、さらなる成長を目指して新ジャンルの商品やそれに伴い組織の拡大を図ろうとしようとします。そのためにリブランディングを行い、より魅力を感じてもらえる、共感してもらえるようなビジョンを言語化し、商品や業務内容をアップデートし、採用にも力をいれる。

これらはやり方として間違ってはいません。しかしこれらは表面的、いわゆるアウターブランディングを行っているということです。本質的に変えるべきは、人です。自分自身の行動を変えることすら容易でないのに、人の行動を変えるということが最も難しいのです。

今までの接客マニュアルを大幅に変更することは大変ですが簡単です。その接客マニュアルを実行することが難しいのではないでしょうか。中には反感も出てくるでしょう。

ブランド価値とはブランドを定義し、ステークホルダーに対して綿密に戦略を立てるだけでなく、人の行動を変えることまで見越した戦略が欠かせません。

だからこそ、表面的にも内面的にも失敗しないように「自社のことを深く理解してくれている人」を一人でも多く味方につけることが成功への鍵です。


これらを踏まえて弊社はサービス提供する上で、「企業理解起点」というスタンスを最も重要視しています。

ビジネスモデルやポジショニングを整理するだけでなく、働く人のリアルな声を大切にしたブランド開発を行うことで仕事にやりがいを創出し、地道な調査を通して誰よりもお客様の企業理解にリソースを惜しみなく使っています。

ブランディングの成功や失敗の答えは、従業員やお客様が答えをもっている。私はそう思っています。

ブランド価値について、詳しく解説!

ブランド価値を向上させるためには、まず自社の強みを理解し、それを効果的に伝えることが重要です。

ブランド価値とは?

ブランド価値とは、製品やサービスが市場で持つ信頼性や魅力を指し、顧客が選び続ける理由となるものです。価格競争だけではなく、顧客との信頼関係や企業の理念がブランド価値の核となります。この価値は、単なるデザインやロゴではなく、企業の姿勢や行動によって築かれます。

ブランド価値の向上方法

ブランド価値を高めるためには、次のステップを踏むことが効果的です。

ステップ1: 自社の強みを明確にする

まず、自社の製品やサービスが他とどう違うのか、その強みを洗い出しましょう。独自性や競争優位性を把握し、これをブランドの中心に据えることがポイントです。また、強みだけでなく、伸びしろも明確にしておくことで中長期的な成長へのヒントも見つけることができます。

ステップ2: ターゲット顧客を理解する

次に、どのような顧客に価値を提供するのかを明確にします。顧客が何を求めているのか、どのような課題を抱えているのかを理解することで、ブランドの価値提案が具体的になります。ターゲット、いわゆるペルソナは可能性を狭めるデメリットという考えから重要視しない企業もあります。これについて、私の中では正解はないと思っています。ただ、顧客理解は欠かせないということをお伝えしたいです。

ステップ3: 一貫性のあるメッセージを発信する

企業のメッセージは、ウェブサイト、SNS、広告など、あらゆるチャネルで一貫していることが重要です。顧客がどこで接触しても、同じ価値やストーリーが伝わることで、ブランドの信頼性が向上します。今一度、コーポレートサイトや会社紹介資料、サービス資料、営業資料、採用ピッチ資料といった顧客や求職者とのタッチポイントを見直してください。企業の価値観のコトバに一貫性がないというのは、成長に対してのリスクでしかありません。

ステップ4: 顧客との関係を深める

ブランド価値は顧客との関係性によっても高まります。アフターサービスの向上や顧客からのフィードバックを活かした改善など、顧客との信頼関係を築く取り組みがブランド力を強固にします。

お客様の声に基づいた改善は、会社にとって1つの資産と言えます。

強固なブランド価値を作り、成果に繋げる

強固なブランド価値を作るためには、長期的な視点でブランディングに取り組むことが必要です。短期的な広告やキャンペーンだけではなく、顧客との接点を大切にし、誠実な姿勢で取り組み続けることで、ブランド価値は積み重ねられていきます。

さらに、定期的にブランド戦略を見直し、時代や顧客のニーズに応じた柔軟な対応ができる企業は、持続的に成長する強いブランドを築くことができます。


弊社のCompany Produceというサービスでは、脳内や経営課題を可視化し、構造化することでお客様にとって本質的に解決したい課題に対して最適解な解決策を提示しております。逆に言えば、顕在している明確な課題に対しての解決策は弊社でなくてもいいかもしれません。

うまくいっている会社はないというのが私の考えです。課題が分かっているのが経営者です。じゃあ、どうする?という解決策が「これだ!」と思えるものを求めているのが真理ではないでしょうか。

私はそのためにこの会社を創業し、サービスを提供しています。そして、ずっと企業理解起点を大切にお客様のブランドそのものと対話し続けます。

つまるところ、ブランド価値とは大胆かつ繊細な企業資産。

ブランド価値を高めるためには、企業の強みを明確にし、一貫性のあるメッセージを発信しながら、顧客との信頼関係を築くことが大切です。これらのステップを着実に実行することで、強固なブランド価値を作り上げ、ビジネスの成果に結びつけることが可能になります。

ステップで語ると簡単かもしれません。しかし、ブランド価値を高める施策というのは一つミスをすれば細部まで影響が出てしまうもの。それだけに逆に言えば、ブランドそのものを届けていくという行動には大きな成長に結びつきます。

だからこそ、ブランディングとは大胆な意思決定です。繊細に取り組むべきなのです。

皆さんがステークホルダーに対して、そして社会に対して、幸せ、貢献していくために私たち自身もブランドパートナーとして誰よりも良き理解者でいるために成長してまいります。

こんな特典もやっています。たくさん対話させていただけると幸いです。
経営、事業に関するお悩みなど、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください!

ブランドの未来について、まずはじっくりお話しませんか?
課題もアイディアもぜひお聞かせください。