Home Contents 企業の魅力を伝えるブランドブックで、生産性が劇的に上がった話。
企業の魅力を伝えるブランドブックで、生産性が劇的に上がった話。
こんにちは。株式会社World Scene代表のあらたけです。
私たちは福岡市を拠点にブランディングやマーケティング、クリエイティブ制作やアパレル事業をおこなっているデザイン会社です。
弊社のサービスの核は、クライアントのブランド成長です。今回はその一部であるブランドブックについて、語らせていただきます。皆さんの会社にはそもそも、ブランドブックがありますか?ブランドブックってなんぞや?という感覚でしょうか。
企業がブランドブックを作成することは、企業そのもののブランド価値を明確にし、社内外にそのメッセージを効果的に伝えるための強力な手段です。ブランドブックは、単なる資料ではなく、企業のブランディングの核心を表現し、長期的なブランド戦略を支える重要なツールです。
・経営戦略がビジョンに向かえていない
・大切な従業員という仲間が、働く目的に迷走している
・お客様や求職者に対して会社の存在意義を伝えきれていない
そんなビジネスシーンでのお悩みのある経営者やマネージャーの方々に少しでも参考になれば幸いです。
Contents
ブランドブックとは何か?
ブランドブックとは、企業のブランドの本質や価値を明文化し、デザインガイドライン、ブランドストーリー、ミッション、ビジョンなどを含んだ総合的なドキュメントです。企業のあらゆるコミュニケーション活動に一貫性を持たせ、ブランドのイメージを統一するための指針となります。
採用に悩んでいる方にまずは言いたい。人は、何をきっかけにその会社を選ぶのでしょうか。給与だけでしょうか。私の答えは、NOです。働くとは、社会貢献でしかないというのが答え。人は、ビジョンについてきます。もっというなれば、お客様もビジョンに共感して取引のきっかけになります。
大切なことは、会社の存在意義を明確にすること。目指していることを伝えること。そして、共感を超えて共鳴してもらうこと。ブランドブックとは、社内外にファンをつくるためにつくるべきなのです。
企業がブランドブックを作成するメリット
ブランド価値の言語化
ブランドブックを通じて、企業のブランド価値やタグライン、ビジョン、ミッション、バリューを明確にし、言語化することができます。これにより、社内の全ての従業員が共通の認識を持ち、統一されたメッセージを発信できるようになります。人は、人に魅了されます。ただし、属人的では中長期的な企業成長には繋がりません。だからこそ、ブランドメッセージをつくり込むことは企業の繁栄には欠かせません。
まずは、言語化からはじめましょう。コトバの力というのは、人の心を動かしますよ。
社内外へのブランド浸透
伝えたい人に対して心を動かすような言語化をしてゴール。それでは、自己満足で終わりです。
ブランドブックは、従業員やお客様、パートナー企業に対して、ブランドの核心を伝えるためのツールとして機能します。ブランドの意義や目指すべき方向性を共有することで、社内外に一貫したブランドイメージを浸透させることが可能です。まずは、自分たちが何者なのか?これを明確にした上でどうやって伝えるのか。それは、会社によってやり方はそれぞれです。ただし、浸透させるのに在り方は変わりません。やっぱり、在り方が人の心を動かすのです。
ブランディング戦略の一貫性の保持
ブランドブックは、あらゆるマーケティング活動やプロモーションにおいて、ブランディングの一貫性を保つための基盤となります。これにより、企業の認知度や信頼度を高め、競争優位を築くことができます。
例えば、「安い」ことが売りだとします。それはあくまでもマーケティングにおける訴求ポイント。本当に大切なことは、顧客に未来を提示することです。あなたのブランドを使うことで、お客様にもたらす価値はなんなのか?ブランド戦略にはこの思考が欠かせません。そして、この戦略を立ち返る指標こそがブランドブックなんです。
ブランドブックの事例紹介
成功したブランドブックの事例を挙げることで、企業がどのようにしてブランドブックを活用し、効果を上げたかを具体的に理解できます。例えば、グローバルなテクノロジー企業では、ブランドブックを活用して社内の全ての部署が一貫したブランドメッセージを発信できるようにし、ブランド力の強化に成功しています。
Nike
Nikeは、スポーツ精神を中心に据えたブランドブックを通じて、グローバルなブランドイメージを確立しました。ブランドブックは、全ての広告やパートナーシップにおいて、ブランドのビジョンと価値観を統一しています。
(画像引用 : HALLOWEENサイトより)
Timee
Timeeは、「タイミーのこれまでの軌跡」をブランドブックにまとめることで、社内外へスポットワークの可能性や未来のはたらき方について浸透を促し、日本の社会課題に向き合う想いをより強固なものにしています。
(画像引用元 :Timee公式サイトより)
World Scene
弊社はお客様へブランドブックを制作させていただくだけでなく、自社のブランドブックも用意しております。理念やビジョンを明確に示すだけでなく、ステークホルダーに対して、Word Sceneがどのような思いを持ち、どのような目標に向かっているのかを具体的に理解していただくために制作しました。
【成果】
ブランドブックを制作したことで、目指すビジョンに共感いただける方々との取引が増えたと感じています。単なるビジネスのパートナーではなく、弊社の大義や目指す方向性に共感していただけるお客様と、より深い信頼関係を築くことができています。
採用においても、ブランドブックが大きな役割を果たしています。スキルのマッチングだけではなく、弊社のビジョンに共感する人材を採用できたことで、社内のモチベーションが高まり、離職率も低下するなど、組織全体のパフォーマンスが向上しています。楽しいところに人が集まるように、取引先の拡大や組織の拡大にはビジョンに集まるのだと思います。
企業がブランドブックを取り入れるべき理由
ブランドブックを制作することで、企業は自社のブランド価値を再評価し、言語化する機会を得ます。それにより、企業の方向性がより明確になり、ブランド戦略において一貫性を保つことができます。また、ブランドブックは、社内外のステークホルダーにブランドの核心を効果的に伝えるためのツールとして、長期的なビジネス成功に貢献します。
私たちが特に大切にしていることは、「今の仲間に共感してもらえるようなブランドを形成すること」です。どんな業態であれ、人こそすべて。営業、バックオフィス関係なく同じ方向を向いてチームで対話して業績を上げ、ビジョンに近づくツールで最強なのは、ブランドブックだと考えております。
まとめ
企業のブランド価値を最大限に引き出し、それを一貫して伝えるためには、ブランドブックの作成が不可欠です。事例からも分かるように、成功したブランドは、ブランドブックを通じて強力なブランドイメージを築き上げています。自社のブランド戦略を強化し、社内外にブランドメッセージを浸透させるために、ブランドブックの制作を検討してみてはいかがでしょうか。
上っ面な、いいところだけを魅せることはブランドではありません。伸びしろを伝えることも時には大切です。そしてその根幹の全ては、ビジョンに詰まっています。ビジョンを届けるブランド形成、ぜひ私たちにお手伝いさせてください!
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