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【サービス紹介】結局、企業成長には”構造化”が不可欠な理由

#経営

こんにちは。株式会社World Sceneのあらたけです。
私たちは福岡市を拠点にブランディングやマーケティング、クリエイティブ制作やアパレル事業をおこなっているデザイン会社です。

今回は創業時から事業の根幹であるCompany Produceというサービスについて、このサービスを始めようと思ったきっかけからサービスの内容をお伝えさせていただきます。

デザインってそんな大事?そもそもなんのデザイン?デザインを通して企業成長ってどういうこと?など、日々私たちはデザインという広いカテゴリーに関わるが故にデザイン思考の重要性をまだまだ伝えきれていません。デザインドリブンな経営や、企業の根幹であるブランド力をデザインしていく重要性に少しでも興味を持ってもらえると嬉しいです。

うまくいっている会社なんてない

私のこれまでのキャリアを簡単にお話しすると、音楽業界ではアイドルやサウンドエンジニア、音楽プロデューサーとして活動し、広告業界では、雑誌編集やWEB広告、メディア運営に携わり、ハードな環境で仕事の厳しさを知りました。そして、求人広告や採用コンサルティング、組織開発に関わる中で、人にまつわる難しさを学んできました。

主体性をもって仕事をしたいタイプなので結果的に独立という形にはなりましたが、これまでの経験からたどり着いた答えは、「完璧にうまくいっている会社は存在しない」ということです。
同時に、うまくいかないことや失敗に真剣に向き合う会社こそが成功に近づくことも実感しました。成功している企業は、課題をしっかりと把握し、ロジカルかつ的確に解決策を模索し、失敗と挑戦を繰り返しています。特に広告業では、数字を元にPDCAを回し、結果を出すことが求められます。

過去に求人広告を手がけていた時期、広告だけで採用課題を解決することに限界を感じました。応募数が増えても採用には至らないケースがあり、クライアントが本当に必要としていることと、自分が提供すべき解決策にギャップを感じることが多々ありました。
この経験を通じて、採用課題の解決にはマーケティングやブランディングといった、より広い視点が必要だと気づいたのです。そして、企業の本質的な課題に深く向き合うために、コンサルティングという領域に興味を持ちました。

コンサルティングについて、多くの人が堅苦しいイメージや「任せればなんとかなる」という漠然とした考えを持っているかもしれません。しかし、私が考えるコンサルティングは、「お客様の目的や目標の達成を導くこと」に尽きます。私たちはお客様の業界のプロではありません。そのため、分からないことがあればお客様から学びながら、一緒に課題解決に取り組む姿勢を大切にしています。

会社というのはテレビ番組制作のようなものだと考えています。番組が良いものになるのはプロデューサーだけでなく、制作スタッフや全員が力を合わせるからです。会社や商品のブランドづくりも同じで、各メンバーの役割と協力が重要です。私たちはコンサルタントというより、「プロデューサー」や「ファシリテーター」のような立場で、お客様と一緒にブランドを形作り、空気感や文化を大切にしながら伴走しています。目的や目標を達成するため、課題を一つずつクリアしていくパートナーとして寄り添い続けています。

本質的な課題を見つけて、会社のブランド力を上げていく

Company Produceを一言で表すと、会社というブランドをプロデュースするサービスです。

会社が成長するためには、売上だけでなく、営業戦略、人材の成長、サービスの改善、さらにはシステムの進化など、多くの要素が関わってきます。その中で、企業ごとに必要な「成長のピース」を見つけ、それをブランドにどう結びつけるかに注力するのが、本サービスの特徴です。

成長の鍵は、本質的な課題を見つけ出し、それを解決しながら成長資産を増やすことにあります。そして、課題の解決には「ブランド価値」が深く関わっていると考えています。

そのため、私たちは「構造化」を重要なキーワードとし、企業の根本にある理念やビジョンを見直すことを大切にしています。どの企業にも、「大義」と呼べる存在意義があるはずです。それは、「社会に貢献したい」や「過去の経験をもとに、このサービスを届けたい」という情熱から始まるものかもしれません。

起業後、成功や失敗を経験する中で、経営者の思いも実態も変化していきます。その過程で、変わることのない理念やビジョンを軸に物事を考え直し、経営課題を整理し構造化する。このプロセスこそが、本サービスの大きな魅力です。

さらに、企業の成長に必要なピースを構造化し、わかりやすく言語化するだけでは不十分だと考えています。言葉だけでは会社や人は変わりにくいからです。そこで、ビジュアル化や仕組み化を取り入れながら、本質的な課題に寄り添い、企業やブランドをプロデュースしていく。それが「Company Produce」というサービスの核です。

ブランドをご満悦にする構造とは

このサービスの強みは、「構造化」を活用し、当たり前のことを継続的に実行する力(グリット力)にあります。

なぜなら、当たり前のことを持続的に実行できる会社は、実は非常に少ないからです。たとえば営業やマーケティングでも、戦術を頻繁に変更しすぎる企業が多いと感じます。私は、戦略の見直しは四半期に一度で十分であり、週単位で血眼になって改善を繰り返すのは逆効果だと思っています。

私たちの「当たり前」とは、会社や商品というブランドを構造化し、常に最適な状態に近づけること。その中心には必ず「大義」があります。つまり、「この会社は何のために存在するのか?」「なぜ働くのか?」という根本的な意義が、ブランドそのものなのです。そして、その大義を実現するための目標が設定されるのです。

構造化によって「やるべきこと」が明確になり、目標が見えるようになります。目標がなければ人は動きません。しかし、大義があって目標があれば、初めて人は行動を変えることができます。

企業の成長に必要なのは、このようにブレない戦略を「当たり前」にすることです。やるべきことをシンプルかつ明確にすることで、持続的に実行できるようになります。そして、諦めずに続ける姿勢が身につくことで、さらに改善を重ね、最終的にはブランドの成長につながると確信しています。

全てのステークホルダーに浸透するブランド構築

成果を生み出すための改善は、「誰に、どんな価値を提供するか」を繰り返し考え抜くことだと考えています。

ブランドの価値をデザインで表現し、ステークホルダーとのあらゆる接点(タッチポイント)でそれを伝えることで、「共感」「信頼」「期待」といった感情が生まれます。この感情こそが、ブランドの強みを育てる基盤となります。

私たちは、タッチポイントを通じて企業とステークホルダーをつなぐ橋渡し役を担い、ブランドを浸透させるために全力で伴走します。

正直なところ、もし目的が単にお金を稼ぐことだけであれば、このサービスは必要ないかもしれません。その場合、マーケティング特化型のサービスをお勧めします。

しかし、会社を長期的に繁栄させたいと願うのであれば、このサービスは不可欠です。私たちは、未来につながる価値を共に築いていくことを目指しています。

夢や目標はありますか?

このサービスには、向いている会社と向いていない会社があります。

向いている会社は、短期・中長期の戦略がうまくいっていない会社です。また、よくあるケースとして、「こうしていきたい」という構想はたくさんあるものの、頭の中に留めてしまい、実行に移せていない会社も該当します。多くの場合、やりたくても日常業務に追われて手が回らないのが現実です。忙しい経営者の皆さんには、私自身も共感します。暇どころか、余裕がない日々ですよね。

一方、向いていない会社は、夢や目標がない会社です。これは私の持論ですが、「会社をやりたい!」と言っている人ほど、実際に何も始めていないケースが多いと感じます。

本気で自己実現を目指している人は、既に何か行動を起こしているものです。私の場合も、「人の役に立って喜んでもらいたい」という前提があったからこそ、気が付けば起業していた感覚です。

夢や目標がなければ、現実的な計画を立てることが難しくなり、結果として精度が落ちてしまいます。不思議なことに、子どもは夢を語れるのに、大人になるとそれができない人が増えるのはなぜでしょう?

私たちのやりがいは、夢を語れる人に寄り添い、その夢を形にするお手伝いをすることです。夢を持つ人と戦略的に話し合い、その夢を一緒に叶えていきたいと考えています。

最後に

つい熱く、ややボリューミーな内容となっているにも関わらず最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事を通して、何か一つでも気付きや発見、自社のことを振り返るきっかけになれば嬉しいです。また、「やりたいことは明確にあるけど、どう進めていけばいいのか分からない」
「会社の課題がどこにあるのか分からない」
「夢がある!会社のブランド力向上のために一緒に伴走してほしい」
このような方は、是非お気軽にご相談ください!

ブランドの未来について、まずはじっくりお話しませんか?
課題もアイディアもぜひお聞かせください。