【ブランディング＆LP制作事例】数字より、未来を描くブランディング【税理士法人ストラテジー様】

創業期から、すべてを任せてもらえる関係へ

熊本を拠点に、税理士業と経営コンサルティングを展開する税理士法人ストラテジー様。

2019年頃、代表の園田さんが創業間もない時期に、知人を通じて出会いました。
当時は、まさに立ち上げの真っ最中。

「集客や採用につながることを提案してほしい」
というご相談をきっかけに、ブランディング、マーケティング、WEB制作、組織づくりまで幅広くお手伝いさせていただきました。

創業期の最大の課題は、「知られていないこと」。

だからこそまず取り組んだのは、会社の方向性を定義し、存在を知ってもらうこと。

ストラテジーという名前に込められた「戦略的であること」を、企業のアイデンティティとして磨くことから始まりました。

「未来予想屋」というブランドの定義。

税理士という職業の中で、どうやって差別化を図るか。
この問いに対して導き出した答えが、「未来予想屋」というブランドコンセプトでした。

経営合宿に同行させていただいた際、はっきりと感じたのは、ストラテジーさんが「決算を整える会社」ではなく、未来を一緒に描く会社だということ。

数字を追うだけでなく、経営者の「覚悟」や「理想」に寄り添う姿勢に、強い共感を覚えました。

「今の結果を整えるより、未来の結果を一緒に創る。」

この一文を軸に、ブランドストーリー・コピー・デザイン・PRまでを一貫して設計。

結果として、「他とは違う税理士」という印象が自然と広まり、問い合わせや採用など、会社の成長を支える成果へとつながっていきました。

▼ブランド定義の核となる「企業の存在意義」と「ビジュアルアイデンティティ」。

ストラテジーさんが掲げる「未来志向」という姿勢を、言葉とデザインで表現しました。

成長期に挑む、福岡拠点のLPプロジェクト

数年を経て、現在は創業フェーズを終えて成長期へ。

拠点を増やし、次なる挑戦として福岡エリアへの展開を進める中で、新規問い合わせを増やすためのLP制作をご依頼いただきました。

ターゲットは、「創業融資を検討する経営者」。

ただし、融資をゴールとせず、スタートラインと位置づけました。

「融資を受けて終わりじゃない。そこからどう未来を描くかを一緒に考える。」

この視点を中心に、構成・コピー・デザインを再設計。数字や実績ではなく、挑戦する経営者の想いに寄り添うトーンを重視しました。
ファーストビューは「安心感」ではなく「希望」を。

LP全体を通して税理士らしくないワクワク感を演出しています。

※実際に制作した福岡拠点のランディングページはこちら。

ワクワクを生むクリエイティブ

ブランディングは、すべて「良いこと」を並べればいいわけじゃなく、伝え方を間違えると、ただの自己主張になるマイナスなケースもあります。

税理士というお堅いイメージをもたれる業種だからこそ、制作では常に第三者視点を意識しました。

ユーザーが見たときに「なんかこの会社、楽しそう」「相談してみたい」と思えるかどうか。その感覚の共鳴をつくることが、デザインよりも大切なポイントでした。

だからこそ、コピーもデザインも、「伝える」より「感じてもらう」ことを優先。

ストラテジーらしい「未来志向」のトーンで統一しました。

成果：熊本県内トップの採用応募数を記録。

ブランディングを基盤にした採用戦略では、熊本県内の同業界でトップクラスの応募数を達成。

さらに、企業認知度も大幅に向上し、顧問契約・相談件数ともに安定して増加しました。

このプロジェクトを通じて学んだのは、戦略には信念が必要だということ。

園田さんがいつも口にする「ありがとうを日本一もらえる会社にしたい」という言葉。その信念があるからこそ、社員もお客様もストラテジーさんに惹かれていくのだと思います。

外部パートナーとして、「どうすればありがとうをもらえるか」を本気で考えた視点で設計した戦略ほど、うまくいきました。最後は結局、人の想いで勝つのだと改めて感じました。

編集後記

ストラテジーさんは、弊社が創業からお付き合いいただき、共に成長してきた会社です。

施策がうまくいかないこともありましたが、失敗に向き合い、成功に変えていく姿勢こそが本当のマーケティングであり、経営だと思います。

ブランドを整えることは、言葉やデザインを整えることではなく、会社の信念を形にすること。そして、信念を積み重ねてきた会社は、やっぱり強い。

園田さんと初めて出会ったときからずっと変わらないのは、「戦略の根っこに、人を大事にする姿勢がある」ということ。

その姿勢がある限り、ストラテジーはこれからも強くなり続けると確信しています。

私たちも同じように、クライアントの未来予想屋であり続けたい。そう思えるプロジェクトでした。