Home Contents マーケティング外注を成功させるための手引き。具体的な進め方から会社選定のポイントまで徹底解説
マーケティング外注を成功させるための手引き。具体的な進め方から会社選定のポイントまで徹底解説
こんにちは。株式会社World Scene代表のあらたけです。私たちは福岡市を拠点に、ブランディングやマーケティング、クリエイティブ制作、そしてアパレル事業も手がける会社です。
この記事では、マーケティング活動を外注パートナーと共に戦略や施策をおこなっている企業に向けた内容にしております。背景として、人はマーケティングを通して「成果」を求めていることがほぼ全ての共通点ではないでしょうか。外注してまで成果が出ていないというのは本末転倒です。そして厄介なことに、マーケティングは簡単に成果が出ないことが日々の仕事における悩みの種でもあります。
簡単に成果が出るような内容ではありませんが、成果を出すために必要なことをマーケティングに携わるブランドパートナーとしてお伝えさせていただきます。
・マーケティングの外注を依頼したい
・外注しているが、思うような成果が出ない
このような方はぜひ、最後までお読みいただけると嬉しいです。
Contents
マーケティング外注化の現状と今後の展望
まず把握しておきたいのは「マーケってどれくらい外注してるの?」という現状についてです。最近では、マーケティングの外注化が一般的になっていると言えます。デジタル化の進展と専門スキルの需要増加を背景に、企業は外注を活用する重要性を増していると言えるのではないでしょうか。
デジタルマーケティングの外注増加
企業はSEO、SNSマーケティング、デジタル広告など、専門的なスキルが必要な分野で外注を進めています。特に中小企業において、デジタルマーケティング分野の市場規模は急成長しており、外注依存度が高まっています。
企業規模によるニーズの違い
大企業は戦略立案から実行までのプロセスを一貫して外注することが多いのに対し、中小企業はリソースや予算の制約から、特定の業務(デジタル広告運用やコンテンツ制作など)を外注する傾向があります。
費用対効果を重視
企業はコスト削減を図りつつ、専門知識やスキルにアクセスできるため、外注を選ぶことが多くなっています。この結果、マーケティングROI(投資対効果)の指標が重要視され、多くの企業が外注を通じて効率性を向上させ、短期間で成果を求めています。
成長見込み
マーケティング外注市場は2024年以降も成長が見込まれており、特に人工知能やデータ分析の分野が進化する中で、企業は外部の専門的なサポートをさらに求める傾向が強まると予測されています。
これらの要因から、マーケティング活動における外注の動向は効率化と専門化を目指し、今後も増加する可能性が高いと考えられます。
外注パートナーと成功に導くためのステップ
「外注を活用して、どうやって成果を出すか?」これは多くの企業が抱く疑問であり課題です。弊社の経験から、成果を生み出すための具体的なステップをお伝えします。自社に足りていなかったことを振り返ってみてください。
外注を活用する「メリット」と「リスク」を理解する
マーケティングにおける外注のメリット
外注の最大のメリットは、自社にない最新の専門知識やノウハウを取り入れ、短期間で成果を上げることが可能になるということ。たとえば、SNSを活用し外部の専門チームに任せたA社は、わずか数か月でフォロワー数が2倍になり、見込み客も増えました。わかりやすく言うとこのような成果を求めているはずです。結果的に自社のリソースを効率的に活用できるのが外注の大きな魅力ではないでしょうか。
リスクの認識と管理
一方、戦略やコミュニケーションの不備による失敗例も少なくありません。たとえば、戦略ミスマッチが原因で結果が出なかったケースもよく見られます。B社は、SNS広告の効果が伸び悩んでいましたが、戦略が明確になったことで成果が出るようになるなんていうことはよくあることです。こうしたリスクに備えるためには、事前に期待値やKPIを明確にすることが重要です。そして何よりも、「依頼している方が偉い」という勘違いはしないことです。そのスタンスが成果を妨げる最大のリスクだと私は思います。
マーケティングを任せる前に「目的」と「ゴール」を明確にする
目的・目標の明確化
外注を依頼する際には、ターゲット、目的、期待する成果を明確にし、初期段階でパートナーと共有することが不可欠です。目的が曖昧だと、効果が出にくいだけでなく、方向性のズレが発生しやすくなります。アンパンマンの歌詞でも、「なんのために生まれてなにをして生きるのか、答えられないなんて、そんなのは嫌だ。」とあるように、人生にも仕事にもプロジェクトにも目的は大事ってことですね。
ゴール設定とKPIの重要性
成果を「何をもって成功とするか」を定義することも重要です。C社では、月間のリード数や顧客転換率をKPIとして設定し、パートナーと定期的に進捗を確認することで目標達成を実現しました。簡単そうで、KPI設定は定量的ではないものを設定しがち。成果指標の共有により、パートナーと一緒に目標を達成していく体制を整えましょう。
パートナー選定時の「質問」と「確認ポイント」
適切なパートナー選び
パートナー候補には、自社ビジネスの理解度を確かめる質問を投げかけてください。大事なのでもう一度いいます。必ず自社のことを理解しようとしてくれる方を選びましょう!たとえば、弊社では「御社の顧客層はどのような課題を抱えていますか?」といった質問を通じ、企業のブランド価値をより深く理解することに努めています。なにより、お客様のビジョンへの理解や共感がなければ、相手の立場になり、エンドユーザーのことまで考えれる想像力はありません。圧倒的な成果が出るアイデアやクリエイティブな発想が生まれるのは、ビジネスでのスキル、戦闘力ではなく人としての「価値観」だと私は信じています。
実績とデータのチェック
パートナーの「経験」と「実績」に基づいた提案が信頼できるかを確認することも不可欠です。たとえば、過去に同業他社での成功事例があるかを尋ねると良いでしょう。これにより、豊富な経験を持つパートナーが成果につながる戦略を提案してくれるかが見えてきます。実績が全てではないですが、経験は非常に重要な要素です。
成果を上げるための「継続的なコミュニケーション」の確保
定期的な進捗確認
プロジェクトの進行状況や改善ポイントを定期的に共有することが大切です。定期報告体制を整えることで、成果を積み上げていくことが可能です。日次、週次、隔週、月次などは施策に応じて検討するべきでしょう。
改善提案を柔軟に受け入れ
外部の視点は、時に新たな成長機会をもたらします。柔軟に改善提案を受け入れ、取り入れることが、事業の成長につながります。しかし、耳の痛いこともあると思います。だからこそ、価値観が重要です。嫌いな人に嫌なことを言われるって、しんどいじゃないですか。外注は、人で選ぶのも1つの正解なような気がしています。
マーケティング施策の見直しと柔軟性の確保
データに基づく戦略修正
定期的なデータ分析を行い、戦略の方向性を再評価しましょう。特にマーケティングにおいては「いかに定量でものさしをはかれるか」が重要です。はかるべき指標をはかる環境構築は必須事項です。
目標と現状のギャップの把握
時には目標の再設定も必要です。そもそも、全部うまくいくわけがありません。しかし、全部うまくいくようにすることは可能です。目標と現状のギャップを見極め、必要に応じて目標を調整することが柔軟なマーケティングと言えるのではないでしょうか。そして、失敗こそ成長への大きなヒントが隠されています。たくさん失敗に向き合いましょう。マーケティングには必ず、答えがあるところが最高に面白いところです。この答えこそ、企業資産になりえる成果です。
ワールドシーンだから成果が出るメソッドのご紹介
「企業理解起点」なブランドマーケティング
ブランドマーケティングで「企業の本質」を届けることが私たちの強みです。単にマーケティング施策を提供するだけではありません。ブランドの価値をしっかりと伝える「ブランドマーケティング」を通じ、企業のビジョンに沿った質の高い戦略を描き出します。そのためにはまず、徹底的な「企業理解」から始めることが大切だと考えています。お客様の目指すゴールや企業のビジョンを深く理解することで、そのブランドが本当に伝えたい価値やメッセージを見極めます。これに基づいて、ブランディングとマーケティング施策を一貫した戦略として構築し、効果的に市場へ届けることが可能です。もっと言えば無駄な戦術・施策をなくし、シンプルかつ本質的に必要な施策に注力する。これこそが弊社の得意技です。
ジオ・ナビオ
福岡を中心にガーデンエクステリアの企画デザイン・設計・施工を手掛けるジオ・ナビオ様は、「暮らしのナビゲーター」として、お客様に誠実に向き合い、「ちょっと嬉しくなるような暮らし」を提案することで、幸せな笑顔を増やすことをミッションとしています。同社は、人々の感情を動かす原動力である「情熱」をブランドの核と位置づけ、このミッションを基盤に「ものづくりへの情熱」や「お客様体験」を伝える施策を展開しました。これにより、ブランドの一貫性を保ちながら、お客様との共感を生み出す戦略を構築しています。
リフォーム三光サービス
九州エリアで洋服のリフォームや修理、サイズ直し、リメイクなどを専門に手がけるリフォーム三光サービス様。私たちはまず、お客様が目指すゴールや企業ビジョンを深く掘り下げるだけでなく、企業や洋服を取り巻く現状や潜在的な課題に着目しました。そして、リフォーム三光サービス様が提供する「いいモノ」の価値を再定義することから取り組みをスタートしました。
同社が提供するのは、単なる洋服の修理にとどまりません。大切なお気に入りの服を長く愛用したいというお客様の想いに応え、「長く愛され、使い続けられるモノ」を形にするサービスです。この価値観を軸に、サービスの魅力を明確化し、消費者に効果的に訴求するためのブランディング戦略を構築しました。
成果にコミットするマーケティングを外注で実現しよう
いかがでしたでしょうか。外注が当たり前の選択肢となっている現代ですが、期待する成果に満足している企業はまだ少ないのが現状です。今回、成果に近づくためのステップをいくつかご紹介しましたが、私たち自身も常に改善を目指して努力を続けています。
たとえば、調査力は弊社の課題のひとつです。調査といっても、単にネットで情報を拾うことではなく、独自のデータ収集や分析力の向上が求められています。これこそが、企業に深く寄り添い、成果を出すための鍵だと考えています。マーケティングには答えがありつつも、その答えにたどり着くには一筋縄ではいきません。それでも、成果にコミットするために、私たちは努力を惜しみません。
現在、毎月1〜3社限定でブランドやマーケティング課題に対する無料調査も実施しています。もしご興味がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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